TweetとNoteのあいだ

日記の亜種

なにかを言うことと言わないこと

ネット・リアル問わず(どちらかというと当然ネットで多いけれども)、近頃「それってわざわざ言葉にすることなんだろうか」という気持ちを抱くことが多い。 自覚があるけど、僕はかなり「思っていることを言葉にしない」人だ。鍵をかけたアカウントは一応あ…

切れ端等

勉強: 危険なので、そろそろ一旦やめるべき頃合いなのかもしれない。世の親御さんは子供に「勉強しろ」と言うけど、それは勉強の真のヤバさを知らないからだ、と千葉雅也が言ってたけども、実際僕の人生が傾いているのだってひとえに勉強のせいにしてもいい…

2022:旅から戻る

心理学かなんかを基に、人間をタイプ別に分ける診断みたいなやつがここ数年また流行ってるっぽいけども、僕にとっては今のところ「目に見えるものを大事にする」のか、「目に見えないものを大事にする」のか、の2種類だけで十分なように思える。前者は「具体…

失恋ソングの聴き方

スマホって便利ですね。出先でこうしてブログを書けるなんて。……とか今さらすぎることを思うのは、今日、かつてのアメーバブログ時代の友人と会ったからでしょうか。 あの頃、まだガラケーしか持っておらず、外ではネットを存分に使えなかった。デジカメで撮…

空談

11月27日 誰かと○○について喋りたい、という欲求がほとんど消えていることに気が付く。 喋ったところで、分かり合えない、ということが分かるだけだから。 その結論を回避できる喋りかたというのもあるにはあるが、まあ疲れる。 疲れることもしたくない。 あ…

空洞たち

誰かへの批判とかじゃなくて、単に俺はこう思う、って話。 SNSでもリアルでも、楽しかったことだとか幸せなことだとか、そういうのを他人に発信している人の姿を見ると、僕はもうたまらなく切なくなる。そして、健気だな、えらいな、とも。 だって、どこかに…

賢さ及びそのどうでもいい複雑さについて

世の賢い人ら曰く。たとえば「世間のふつうの人たち/ふつうじゃない私」のように、人間をふたつに分類するのは単純すぎると。 これはコンテンツの構造の話でもある。いわゆる純文学と言われるような小説や、それに類する映画なんかでは、上のような二分法を…

カジュアルなぼやき

重要な話だとか正しい話なんてのは、要するに分かる人にしか分からないんだから、そう簡単に言葉にしちゃいけない。百も承知なはず。「分かってくれるに違いない」ではなく、「『きっと分からないけれど、しかしそれでいいんだ』ということを分かってくれる…

二〇一九/口八丁

2019年以降を自分の晩節と呼ぶことにした。決めた。今後あらゆる自分はこの決定に従ってほしい。ここから書くものはすべて晩年の記である。もう誰も自分になにかを期待しないでほしい。能力があるとか言わないでほしいし、何を書けとも言わないでほしい。読…

呼吸の断片

したたかに、なんてやれる筈もない。勝ちを見据えて駒を動かそうとは見当もつかない。だから駄目なのだとお思いだろう。が、所詮あと数十年ほどの花の生涯、そうまでする価値を見出せようか。世渡りは皆目わからず仕舞い、そんなこんなで幕を引ければ万々歳…

滂沱、散々、枯散文

大河ドラマ、壇ノ浦の戦いについて語る人たちのツイートを見ながら、人の命が軽い時代、なにかを守りながら散っていける合戦、そんなの上等じゃないか、うらやましい、平重盛のごとく疾く死なばや。と思ってしまう程度には、全部どうでもいいな、と投げやり…

星座たちが目に染みる

いっけん関係のないいくつかの事柄が、あたかも関係があるかのように見えてしまうことがある。あるいは、あたかも関係があるかのように見せてしまうことだってできる。 人はそれを批評と呼ぶ。 人はそれを陰謀論と呼ぶ。 人はそれを知と呼ぶ。 人はそれを詭…

2021:凪は続く

破局を夢見がちな少年でいられた2020年、確かにほんのひととき街から人は消え去ったけれど、しかしそれは特に何事も意味しなかった。 少年のままではいられなくなった2021年、だらっと続くだけにも見えた日々の道のりは、自分の脳次第でいくらでも改変できる…

わがガンランスに捧ぐ序章

自分が今の性別に生まれ、今の家に生まれ、今の環境にある。これまでの過去を作ってきた偶然。 これからの人生何が起きるかわからない。どっかで予想もできぬ方向に転がっていくかもしれない。これからの未来を作るべき偶然。 でも今までの自分、今までのし…

道楽成らざる春近きや?

気がついたらもう夕方 そんな勢いの毎日を なんか違うって 言うもんかって強がって ――DOES『ハッピー・エンド』 そう、気がついたらもう夕方だった。もうすぐ目を閉じたほうがいいらしい。どうか憐れまないように。あの桜のようにはいかない。散っても二度と…

靴紐を結ぶ、縄を糾う

なにかを書く。書いた途端に嘘になる。 接続し、切断する。その繰り返しを日々と名付ける。 鼓動が鳴る。飼い慣らせない猫の鳴き声が空を裂く。 決して名前を呼べないだれかを失う。 つながっていた、細くて細いだけの線を失う。 赤い色の混じらない糸電話よ…

口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きて

生きていく勇気、というワードが不意に響いて自分の心を乱暴に撫ぜた。部屋でひとり、ドラマ『35歳の少女』を観ていたときのこと。観ていると思わず人生やめたくなってしまうような危うい魅力がこのドラマにはある。 生きていく勇気。失って久しい。いや久し…

徒然未満、自由連想、呪詛散文

心の底。ゆっくり落ちるでもなく、揺らぎは一瞬。あ、来たな、と分かる。悲しいわけでもなく涙が逆巻く心の底。豊かなはずの世界を貧しく感じることしかできず、誰かの笑顔を曇らすことしかできず、毎日毎日なぜ生きてるのだろう、と自問するしかない井戸の…

「子どもが欲しい」という感情は

人は、何がどうなると「子どもが欲しい」と思うんだろうか。もしくは何がどうなるとそう思わないんだろうか。 ふと、同世代の友達で「子ども欲しい」って言ってる人少ないな、と思って。そりゃ少子化進むよなあ~と。自己肯定感の低い人が周囲に多いだけです…

いいねした人に一言

↑みたいな、それ系のタグを使った遊びに参加できた試しがない。 Twitterを一番よくやっていた高校生のときから。 特に年末年始とかってそういうコミュニケーションが多い。 慣れ合いやがって、とか僕は悪態をついていたが、 実のところ、眩しくて見たくなか…

あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう

『シスター』という曲の歌詞をタイトルにした。 祈ることなら許される、というか、祈るくらいしかできないから。 世はウイルスに大きく動かされ、 「今」の延長線上にあったはずの「未来」の姿はどこかぼやけるようになった。 就活の時期と重なったり、生活…

久々に銀魂読んでリアルなんてクソゲーだってこと思い出した

散歩ついでにふと本屋に寄って、そういや昔読んでたのに最後のほうまだ読めてなかったな~と、『銀魂』の最終巻を買った。 引き伸ばしだとかシリアスパートがいらねえだとか色々言われていたけど、なんのことはない、銀魂は銀魂のままだった。 俺たちが「や…

何にでもなれるよ、という幻想

今日は気分が落ち込んでいた。 Zoomでのゼミはどうも苦手で、つまり「家にいる自分」と「大学にいる自分」がわりと明確に別人格だから、その境界線がぼやけるのがしんどい。 で、別にゼミのせいじゃないけど、日が傾くにつれて、もう無理です人生手遅れです…