TweetとNoteのあいだ

日記の亜種

「子どもが欲しい」という感情は

人は、何がどうなると「子どもが欲しい」と思うんだろうか。もしくは何がどうなるとそう思わないんだろうか。

ふと、同世代の友達で「子ども欲しい」って言ってる人少ないな、と思って。そりゃ少子化進むよなあ~と。自己肯定感の低い人が周囲に多いだけですかね。

 

僕自身は、映画やドラマで家族愛みたいなものが出てきてグッときちゃうことは結構ある。自分に流れる血のつながりを思って温かみを感じたりとか、そういうことも人並みにある。

 

しかし子どもが欲しいとは思えない。

ニーチェは「人間にとって最も良いことは生まれなかったことなのだ」って言ってるよ。子を作るって、人生という苦行を体験する人を世の中に一人増やしてるわけでしょう。

 

前提として、自分のなかに「子育てをしてる人は偉い」って尊敬の念がかなりあります。

その上で、僕は自分の人間性や能力を欠片ほども信用してないので、きっと人を育てたりしちゃいけない人間だよなという自覚もあり、親にはなれねえな、と。

 

だから冒頭の問いに戻る。(僕の言いがちな皮肉ではなく、純粋な疑問として。)

この問いは、きっと世界にいる親御さんの数だけ答えがあるのでしょうね。そう思うとちょっとすごいけど。

 

人が「子ども欲しいな」という気持ちになるトリガーとして、想定しうるものをいくつか考えてみる。(もしかすると全部めちゃくちゃ的外れかもしれない。)

 

①人生に飽きてきたから

単調な毎日に、いつか飽きる日がくるんでしょうか。でも文学や本がある限り、自分は良くも悪くも飽きないと思う。『坊っちゃん』のタイトルと冒頭1行だけで20分くらい楽しめるんだから。

ていうか、いろいろ棚に上げて考えると、インターネットがある限りもはや「飽き」って理論上来なくないか。

 

②生き甲斐/生きる意味を増やしたいから

これは結構あるのでは。なんたって生物なので。生きた証を残したい、という。

でも子ども側からすれば迷惑かもしれない。

そもそも子育てが「生き甲斐」になっちゃうとまずいよ。あんまり大事にされすぎちゃうと、きっと保守的な人生を選んでしまうから。少なくとも革命戦士にはなれなくなる。

 

③お金が有り余って困るから

実際、年収1000万とかの人って何にお金使ってるんだろう。あまりイメージがつかない。

無駄に広い家を建て、ブランド車を買い、高級スーツを纏い、海外旅行をし、、もし『方丈記』の鴨長明が見たらバカにしそうな人生だなあ。

ただしそれでもお金を使いきれないから、「子を私立の進学校に行かせる」とかが入ってくるのかもしれない。しょーもな。そうやって富が無限ループして何が楽しいんだ。

……これ僕が単に金持ちがキライなだけですね。

 

④親に孫の顔を見せたいから

いや、書いてから思ったけどマジでどうでもいいな。家族を生き甲斐にするのはダメだ。もうそんな時代じゃない。

 

⑤日本のため

これこそ「いつの時代?」って感じだけど、意外とこれが一番しっくりくる。

出生率が低いことが経済に悪影響を及ぼしてるのは承知してるし、そういうマクロ的な意味で言えば、人口を一人増やすほうがいいかもなーとは思う。

まあそれなら海外から人を引っ張ってくるほうが現実的か。

 

結論:よくわからない。いつかわかる日がくるんでしょうか。不思議だ。まとめ的な考察なんてないです。いくらでも放り出しますよ、どうせブログだし。