TweetとNoteのあいだ

日記の亜種

目を瞑る

夜が人に優しいのは、弱き心と一緒に目を瞑って、世の奥底にある真実にめいっぱい怖気づいてくれるからで、そこに向こう見ずな勇気なんてものは必要がない。

 

寝ずに明けてしまった朝は憎く後ろ暗い。行こうか逃げようかと告げる夜を裏切ったような心持ちになる。そうして二度とは元に戻れぬと、心の臓が喚いている。

 

見えている空の色がどんなに違っても、それで心の表面がひりつくうちはまだマシだと思うかい?

 

朝になれば忘れちまうだろう。夜の果てに消えそうな君を忘れるために僕は自分と眠るだろう。